春の18切符の5つ目は和歌山へ行って、根来寺。
ここはもちろん城跡では無く寺院なのだが、戦国期の最盛期には寺領72万石を数え根来衆とよばれる僧兵1万余の一大軍事集団を擁し、ちょっとした大名以上の大勢力の根拠地となっていたので、城跡扱いで。
それだけの大勢力を誇ったが、小牧・長久手の戦では徳川方に加担したために秀吉の紀州攻めを招く。雑賀衆とともに抵抗するも各地で敗退。根来寺まで攻めこまれ、大師堂・大塔など数棟を残して全焼した。江戸時代には紀州徳川家の庇護のもと一部が復興された。
あれだけの大勢力の根拠地となっているのだから、寺院と言っても、もう少し防御に向いた地形になっているのかと思っていた。しかし、谷に建立されていて全く防御に向いておらず、堀などの防御用の設備も無かった。これでは秀吉軍に攻められればひとたまりも無い。
①大門
東大寺の南大門を思い浮かべる巨大な大門。(さすがに東大寺のよりは小さいだろうが)
②蓮華院
③桜
根来寺は桜の名所として有名。
今年は桜が早くて、4月上旬で既に葉桜になっている木もちらほらとあったが、まだまだ充分咲いていた。
④菩提院
⑤もみじ谷
ここが防御ラインに使えそうにも見えるが、主要伽藍はこの谷の西側。秀吉軍は西側から攻めてくるので、全然意味が無い。
⑥鐘桜門
⑦中の池
⑧聖天堂
⑨行者堂
⑩光明殿
⑪名勝庭園
⑫大師堂(重要文化財)
⑬多宝大塔(国宝)
⑭大伝法堂
⑮奥の院
[根来寺マップ]
より大きな地図で 根来寺 を表示
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