2013/05/20
野間城跡
丸山城跡・地黄陣屋跡より2kmほど南側にある野間城跡。平安時代末期に多田源氏の流れを汲む野間高頼によって築かれたと伝えられる山城。戦国時代にも野間氏が在城していたと伝わっているが、それ以外はほとんど歴史に登場しない。
Wikipediaにもわずか数行しか記述されていないドマイナーな山城で、入り口がわかりにくく、その近くにゴミが不法投棄されていたりして、あまり期待できない城跡だった。
しかし実際に行ってみると、思ったより規模が大きく遺構もしっかりと残っていた。
①野間城跡遠景
北側の麓から見た野間城跡。山頂ではなく尾根線上に築かれているので、どこが主郭か分からない(^^ゞ
②登城入り口の鳥居
山側へ進んで少し登ったところに鳥居がある。ここから野間城跡へ進む。
③竪堀?
鳥居から道なりに進むとかなりの規模の竪堀っぽいところがある。しかし、単に土砂が崩れただけかもしれない。
④石灯籠
竪堀っぽいところから進むと石灯籠がある。案内板等が一切無いので、詳細は不明。
⑤曲輪跡
石灯籠から進むと曲輪跡がある。ここから主郭まで何段もの曲輪になっている。
⑥二の郭跡
背後に主郭跡の土塁が見える見事な曲輪跡。
⑦主郭跡
主郭跡は標高355m・比高110mで、妙見山北西の標高450mの山(名称不明)の北西尾根線上の地点にある。
⑧主郭南側の土塁
主郭の奥は土塁が築かれ、以前は神社が建っていた。
⑨白鬚稲生御社跡
主郭の奥の神社跡には、石碑と狐の狛犬がある。
⑩大堀切
主郭の背後、山頂側にはかなりの深さの堀切がある。
[野間城跡マップ]
Googleマップに目印となるものが全く無く等高線を頼りに適当にプロットしただけで、しかも主郭が山頂では無く尾根線上のため、実際のマップと大きくずれている可能性あり。
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