2013/10/15

大垣城

2012年春の18切符の3つ目は南美濃方面の城攻めで、まずは大垣城。

大垣城は岐阜県大垣市郭町にあった平城。関ヶ原の戦で西軍の本拠地になったことで有名だが、その割にはこじんまりした城。
土岐氏支配のころに築城されていたが、堀や土塁など総囲いが整備されたのは斎藤氏支配時の氏家直元が城主のとき。その後、織田氏・豊臣氏と支配者が替わるとともに城主も替わり城も改修された。現在の城は、関ヶ原以降の石川氏3代による改修によるもの。明治の廃城令でも天守などの一部の建物は残っていたが、空襲により焼失した。

現在は、本丸・二ノ丸址が大垣公園として整備されており、天守や櫓が外観復元された。



①東門
大垣城の惣郭には七口之門と呼ばれる門があり、そのうちの一つ南西にあった柳口門が移築されたもの。移築とは言え、唯一の現存の建物。
JR大垣駅の徒歩圏内で、駅から南に延びる美濃路から少し西に位置するので、普通に駅から城に向かうと、この東門に着く。
工事のための前に停車していた軽トラックが邪魔すぎ。





②復元天守(東面)
東門から入ると正面に天守台への石段があり、その石段を登ると、天守への玄関の前に行く。

③復元天守(南東面)
L字型の天守群の中央に四重天守、東に東付多聞、南に西付多聞が付設する複合式天守。
東付多聞にある玄関は近代になってから設けられたもの。西付多聞の石段の上の扉が本来の天守入り口であった。

④天守から西側の眺望
遠くに見える雪山は伊吹山と思われる。


⑤西門
もともと西側に門は無く、また東門のように実在した門を移築したものでも無い。
南側も大垣公園として整備されているのなら、実在した南側に門を復元して欲しかった。

⑥戌亥櫓(復元)
本丸北西隅に位置する二重櫓。

⑦艮櫓(復元)
本丸北東隅に位置する二重櫓。左(南)に宋門多聞、右(西)に先手武具多聞が敷設しており、L字型になっている。
付設する櫓とともに1985年に外観復元された。



[大垣城マップ]


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