春の18切符のラストは白地城跡へ。
白地城は阿波国三好郡白地(徳島県三好市池田町白地)にあった山城。
白地城は四国の中央部の山間地に立地し、阿波・讃岐・伊予・土佐いずれの国にも通じる道の交差点にあたる場所にあり、そのため四国を制覇する長宗我部元親の拠点となった。
しかし現在は城跡に温泉宿が建設され、遺構はほとんど破壊されて残っていない。その温泉宿が建設された昭和後期までは曲輪や堀など遺構が多く残っていたらしい。
戦前にあるいは戦争で失われたのならまだあきらめもつくが、昭和後期(恐らく自分が生まれた後)まで遺構が残っていたのを破壊されたと聞くと、すごく腹が立つ。長宗我部元親の四国制覇の拠点で、歴史的にも重要な城なのに。
①白地城跡遠景
白地城跡の最寄り駅は三縄駅だが、一個手前の阿波池田止まりの列車に乗って、これ以遠の列車の本数がかなり少ないので、そこから歩いて行った。その途中から見た白地城跡の遠景。右側の山の中腹に白い建物が見えるが、これが白地城跡に建てられた温泉宿。
②登城口
白地城跡南側にある車道から城跡に入る。
③切岸?
道中右手に切岸っぽい地形が見える。これが遺構なのか、後世の開発のために出来た地形なのか不明。
④主郭跡
主郭跡は温泉宿の建物および駐車場で完全に破壊されている。
⑤土塁?
その駐車場の南端に土塁っぽい盛り土がある。これも遺構かどうか不明。
⑥石碑
土塁から少し南に石碑があるが、駐車場からは行けない。駐車場の手前の道から行く。
[白地城跡マップ]
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