春の18切符での石川県の城攻め。
二日目は能登まで足を伸ばして、前田利家が築いた小丸山城跡。
織田信長より能登一国を与えられた前田利家は七尾城に入城するが、山城で利便性に難があるため、七尾港に近い小丸山に平山城を築いた。
その後に秀吉が柴田勝家を滅ぼすと、加賀半国を加増された利家は金沢城(当時は尾山城)に本拠を移した。小丸山城には城代が置かれるが、江戸時代に入ると一国一城令のため廃城となった。
①小牧山城跡遠景
JR七尾駅から七尾線に沿って西に向かうと、すぐに小牧山城跡が見えてくる。
②本丸切岸
小丸山城の南東側は本丸だったが、とてもよじ登れないような切岸だった。
③大念寺山跡
本丸の南側には大念寺山があり、そこも独立した曲輪であったが、今はその山自体無くなっている。
④天性丸切岸
本丸の西側にある曲輪
⑤大堀切
本丸と天性丸は元々一つであったが、大堀切によって2つの曲輪に分割したらしい。
⑥本丸虎口?
大堀切から本丸へ登るが、もともとあった登城路なのか、公園として整備されたときに作られたルートなのか不明。
⑦本丸跡
かなりの広さがあり、現在は第一公園として整備されている。
⑧前田利家松子之像
NHK大河ドラマ「利家とまつ」の放映決定後、小丸山城を「利家の出世城」と宣伝し、本丸跡にこの像が建てられた。
⑨本丸跡から南東方向の眺望
遠くに見える山並みのどこかが七尾城跡であるが、どれなのかは分からなかった。
⑩坤櫓跡
本丸には3つの櫓が建てられており、そのうちの一つは天守に相当した。
本丸南西隅にあった高台が、その天守に相当したであろう櫓跡だと思われる。
⑪三更橋
本丸と天性丸とを結ぶ橋。ただし橋自体はあっただろうが、橋の名前は上杉謙信が七尾城を攻め落とした時に詠んだ詩に由来したものなので、小丸山城とは関係ない。
⑫天性丸跡
本丸と大堀切を挟んで西側にある曲輪。本丸から三更橋を渡って行く。現在は、第二公園として整備されている。
⑬天性丸跡と三更橋
大堀切に降りて、三更橋を見る。
⑭宮丸跡
本丸の北側にある宮丸跡
⑮宮丸跡
⑯宮丸跡から天性丸跡を見る
⑰小丸山城案内図
[小丸山城跡マップ]
より大きな地図で 小丸山城跡 を表示
0 件のコメント:
コメントを投稿